思い出したこと(どうでもいい話)

昔イベンターでバイトしていたことがある。コンサートでよく警備とかしてるあれ。

朝ステージ組んで、昼開場の時に配るチラシをひたすら折り込んで、開場時にお客さん誘導。
本番中はいろんな場所で警備して、終演後はお客さんを追い出してステージ解体。
トラックに機材積み込んで会場を掃除して一日終了って流れのバイトだった。

そんなことはどうでもよくて、ある日、当時絶好調だった、今は見る影もない
大物プロデューサーのユニットの無料コンサートがあった。たしか女子限定。
当時、地元では結構大きめの会場でスタンディング。ブロックの指定もなく、たくさんの
お客さん達が会場の数時間前から長蛇の列を作っていた。

このお客さんたちをどういう順番でどう入れていくんだろう、と思っていたら
えらい人が色分けされたリストバンドを持ってきて、これをお客さんに配るんだが、
ビデオの撮影が入るので、見栄えのいい子を前のブロックに入れたい。
かわいい子にはこの色、普通の子はこの色、ブサイクはこの色で配ってくれ、と説明。
ただしお客さんにあからさまにわからないようにやってくれ、と。

４，５人でリストバンド持って、前の方のお客さんから順番に配っていくんだけど、
当然かわいい子も普通の子もランダムに並んでいて、配るバイトの好みもバラバラで
、前半にかわいい子用のリストバンドを配りまくって後半足りなくなったり、その逆だったり
結構なカオス状態でなんとか配り終えたのを覚えている。

10年以上前の話で、かつ無料だったからこんなことできたんだろうな、とは思うけど
今思うとなかなか思い切ったことをやったもんだ。

人が見た目で判断される件についてどこぞで話題になっていたのを見て思い出した話。
ちなみに僕が配ったかわいい子リストバンドについてはやたら突っ込みが多かった。