neverland backyard

最近は家庭菜園、ベランダ菜園についてばかり書いています。

ピロオタが非オタの彼女にピロウズ世界を軽く紹介するための10曲

今更ですが改変してみた。

元ネタ
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220


まあ、どのくらいの数のピロオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「ピロオタではまったくないんだが、しかし自分のピロ趣味を肯定的に黙認してくれて、
 その上で全く知らないピロウズの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、ピロウズのことを紹介するために
聴かせるせるべき10曲を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にピロウズを布教するのではなく
 相互のコミュニケーションの入口として)

あくまで「入口」なので、精神的に過大な負担を伴う1期、2期の曲は避けたい。
できれば3期ピロウズ、古くても鈴木淳加入前後にとどめたい。
あと、いくらピロウズ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
映画好きが『カリガリ博士』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。


彼女の設定は

音楽知識はいわゆる「スカパー」的なものを除けば、カウントダウンTV程度は見ている
サブカル度も低いが、耳はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。


ストレンジカメレオン(Please Mr.Lostman

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「3期以前」を濃縮しきっていて、「3期以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも6分24秒だし。
ただ、ここでピロオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この遺書的な作品について、どれだけさらりと、鬱にならず暗すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、ピロオタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。


Beehive(その未来は今)、Ladybird girl(Wake up! Wake up! Wake up!)

アレって典型的な「ピロオタが考える一般人に受け入れられそうな曲(そうピロオタが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「ピロオタとしてはこの二つは“歌謡曲”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。


I Know You (Penalty Life)

ある種の妄想的ピロオタが持ってる恋愛への憧憬と、吉田仁プロデュースのオルタナへのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも山中さわお
「童貞的なださカッコよさ」を表現する「全てのチャンスボールにフルスイングを」
「童貞的に好みな女」を表現する「必殺チョップで今に砕いてみせるわ」
の二つをはじめとして、ピロオタ好きのする歌詞を曲中にちりばめているのが、紹介してみたい理由。


ONE LIFE(LITTLE BUSTERS)

たぶんこれを聴いた彼女は「OASISだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系統の作品がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
イギリスならパクリ論争になって、それが日本に飛び火してもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でそういう話題にならないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。


ハイブリッド レインボウ(LITTLE BUSTERS)

「やっぱりピロウズは負け組のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「Swanky Street」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるさわおの思いが好きだから。
「選ばれなかった僕らでも明日を待ってる」、っていう歌詞が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「売れる」ということへの諦めきれなさがいかにもさわお的だなあと思えてしまうから。

ピロウズのセールスを俺自身は少ないとは思わないし、もう少し売れてもいいだろうとは思うけれど、一方でこれが桜井や細美だったらきっちり準ミリオンのセールスにしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけてシングルコレクションを作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないピロオタ」としては、たとえさわおがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。


バビロン 天使の詩(Thank you, my twilight)

今の若年層でこのPV見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
インスタント ミュージックよりも前の段階で、ピロウズのセンスとかPV技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの作品がスペシャやMTVでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくピロウズ好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるエイベックス移籍後でしかピロウズのPVを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。


Poison Rovk'n'roll(PIED PIPER)

さわおの「顎」あるいは「パーマ」をピロオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。「終わらない抑圧された毎日を生きる」的な感覚がピロオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアルバム『PIED☆PIPER』最終曲はポイズンロックンロール以外ではあり得なかったとも思う。

「鬱屈した日常を生きる」というピロオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「ひねくれた少数派の気分」の源はポイズンロックンロールにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。


SMILE(SMILE)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういう躁鬱気味の精神状態ををこういうかたちで曲にして、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。


涼宮ハルヒの憂鬱石原立也監督)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。
エヴァから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。


というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10曲目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。
「駄目だこのブログ主は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。